TULLY’s で初珈琲

裏番組のダウンタウンの「ガキの使い・・」もいつまでやってるのか
テレビを軸にした国民的リセットのイベントはすべてやめてくれ
テレビで芸人がはしゃぎまわる声だけが部屋に虚しく響くことに何の意味があるのか
年越し蕎麦も御節も年賀状も締め飾りもお屠蘇も初詣も福袋もやめてくれ
正月帰省ラッシュとか一体いつの時代のことかと笑わせる
役所も企業も二日から仕事をしろ
めでたいことなどなにもない
コロナが目を覚ましてくれたではないか
もはや正月が正月である理由がない
日本文化へのノスタルジーすら枯れ果てて
心すでに無く形骸化したそれはゴミでしかない
かつて正月という風習があった、ということだ
そうしてみると共同幻想としての日本人というものも
すでに実体を失っているのではあるまいか
覇権を強める中国、米中対立、世界的なコロナ禍において
心細い限りだ
コロナは今年更なる猛威を振るう
変異種も増えて未曾有の危機がくる
ワクチン、治療薬の開発、認可、接種と感染拡大との戦いの正念場
衆議院選挙は気になるが、オリンピックの開催などもはや小さな話だ
バブル崩壊から三十年を経て収縮を極め際限なく劣化し、果ては獅子身中の虫に喰い尽くされ干からびたこの国の未来などすでに嘆く言葉も失って久しい
もう昨年のような緊急事態宣言下の鬱屈とした日々の再現など冗談じゃない
コロナ禍時代に耐性のある変異種にこちらもなるしかない
これから先は仮に今が新しい時代の夜明け前であろうとなかろうと、戦争をも含む凄まじい地獄を避けることはできないと思う
結構じゃないか
一見うまく出来たこの世の壮大な虚構が、舞台の大道具のようにいとも簡単にコロナに次々と破壊されていく痛快
現実の投網に絡め取られどうにもならない人生に諦念を覚えざる得ない反面、蟻の這い出る隙間さえ無い複雑に見える人間社会もその根本は、珍奇な安普請、猫だましの虚構に過ぎないとも思うのだ
現実という虚構
虚構という現実
虚構にしてやられたやり場なき無念
合口の如き確かな現実の新型コロナウィルスが
虚構の都市に乱れ舞い、これを切り裂く
とことん地獄へ堕ちるのもまた良し
虚構の廃墟に
真実が立ち現れることもある
坂口安吾の「堕落論」ではないが
とことん堕ちて
時代の大底から変異種として這い上がりゃいい
※ 1/3 NHK Eテレ 新春スペシャル囲碁対局 中邑菫 対 芝野虎丸 はよかった
俺の心にようやく晴れやかな新年が巡ってきた


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