アロハを着た異端(現れた山脈)

八百屋も 鮮魚店も 大工も 左官屋も 駄菓子屋も 飯屋も 宿屋も 鉄屋も 両替屋も

今や たいがいのものは法人化され 系列化され 

のっぺりといたサラリーマンという群集がひしめいている



法人という個別種に かしずく奴隷たちだ

その数が圧倒的なだけに どの国も革命や政変を経て民主国家となり 資本家の横暴な搾取からも守られて

ピンからキリまで そこそこの生活をしている


一丁前に市民面をしているが 彼らは 気圧の変化 重力の変化 磁力の変化 月の満ち欠け 潮の満ち引き 

天地の摂理 天地の気まぐれ 天地の示唆 ・・・

 まして 満ちてくる何かなど およそ関係ない糞だまりのなかで バクテリアのごとく 日々甲斐甲斐しく盲目に働いているだけだ。

 朝顔や月見草 蝉と同列なのは法人であって 彼らではない

公務員も 自営業も 糞だまりのなかの一機構であり 法人のおこぼれにあずかる末端でしかない

        これが パスポートなのか? 


あと 自由業というのがある
        弁護士 公認会計士 司法書士 芸術家 小説家 俳優・・・

 会計士はともかく 飯の種以外に自分という個種を追求し体現できる可能性を秘めている

        そうだ

 飯の種以上に 自分という個種の体現につながることこそが重要なのだ


サラリーマンの連中の中には自己表現というたわいのない幻想のなかで それも個種の体現だと言い張る奴もいるだろう。

 しかし それは違う

 予定調和という言葉があるが 彼らは所詮法人の論理の前に這いつくばるしかない予定隷属の徒なのだ。


        つまらんね。

           こんなパスポートなら いらん。

    
    芸術家以外にないのか・・・。    凡夫は 大真面目に首を振るのだった。


   




島地黙雷伝—剣を帯した異端の聖
ミネルヴァ書房
村上 護

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