岩国城

ふと登ってみようと思ったのだ 正面にあるロープウェイではなく、たぶんあるであろう登山道から いつだったか遠い昔、ロープウェイで一度登ったことはあるが、麓の吉香公園の芝生やベンチで寝転べば まず視野に入る山頂の天守ではあっても、天下分け目の関ヶ原の戦いの際、毛利方でただ一人確信犯的に家康に通じた裏切り者の、しかも築城後七年後には一…
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世界の果ての焚火 2

この圧倒的な紅葉の炎の中に立つ時 俺もまた ありのままの炎になって 燃ゆる樹々と一つになった 慎ましく寡黙で控えめな樹々達の 落葉寸前に溢れ出る思いの丈だ 彼ら彼女らの渾身の思いの吐露であり 押し伏せてきた自らの情熱と計り知れない知性の発露だ でなければ この初冬の澄んだ空に映える深紅の炎が こうまでも美…
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世界の果ての焚火

焚火をしたいとずっと思っていた カタンと音がして薪が崩れ その刹那  何かを伝えようとしているかのように火の粉が舞い上がる 闇の中に赤々と光を放ち熱を発するそれは 刻々と微妙に姿を変えながら 必然なのか 偶然なのか かろうじてここにある世界の その中心に 確かな意思をもって燃えている アニミズムや先祖崇拝や八…
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快楽への挑戦

快楽とは高等なものである 酒池肉林がすなわち快楽ではない だがそれも立派な快楽である 贅沢がイコール快楽ではない それでも快楽の王道には違いない 快楽を語るには我が人生は あまりにもお粗末だ だが快楽が人生において高等なものであることは 多くの快楽に足を踏み外した俺としては ようやくたどり着いた答えの一…
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