My Way 8

今 船出が 近づくこの時に
ふとたたずみ 私は振りかえる
遠く旅して 歩いた若い日を
すべては心の 決めたままに

愛と涙と ほほえみにあふれ
今思えば 楽しい思い出よ
君につげよう まよわずに行くことを
君の心の 決めたままに
私には愛する歌があるから
信じたこの道を私は行くだけ
すべては心の決めたままに

愛と涙と ほほえみにあふれ
今思えば 楽しい思い出よ
君につげよう まよわずに行くことを
君の心の 決めたままに
私には愛する歌があるから
信じたこの道を私は行くだけ
すべては心の決めたままに

私には愛する歌があるから
信じたこの道を私は行くだけ
すべては心の決めたままに

すべては心の決めたままに


歌手 布施明
作詞 G.thibaut 訳詞 中島潤
作曲 J.Revaux ・C.Francois


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考えてみればここには自己憐憫も自己韜晦も諦念も
すなわち弁明も弁解も一切ない

成功者のみに許される甘いナルシシズムだと決めつけるには
この歌詞のどこにもそんなことは言っていない

ここには艱難辛苦の末 自分の道を悟った男の
静かだが熱い決意に裏打ちされた自己肯定があるだけだ

確かにこの男は船出にあたって自分の人生を振り返っているわけだから
わずかに追憶と感傷は否めないのかも知れない

だがそれは決して愛と涙とほほえみにあふれたような
甘く楽しいものであろうはずがない

苦しみや悲しみに塗られた半生を
彼の崇高な精神が

今思えばそれも楽しい思い出と
美しい追憶か甘い感傷のごとく肯定してみせたのだ

そして過去の一切にもはや拘泥することをやめ
楽しい思い出という虚構にさらりと包み忘却の港に置いて行くのだ


今の俺には船出があるだけ
自分の歌があるだけ
信じ続けた我が道があるだけ

振り返るのも港を離れるこれっきりだ
自己憐憫も、まして他人からの哀れみや同情や蔑みなど
過去のすべてにおいて許さない

弁解や弁明など自分の人生のどこに
誰に対して必要だというのか

さあ行こう

堂々たる我が人生を
これからも 歩いて行くのだ


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この記事へのコメント

ママジャム
2020年10月29日 06:31
とても素晴らしいというか、崇高と言うか、達観と言うか、グッときました。