死屍累々の晩夏

焼けたアスファルトの上に仰向けにポトリと落ちているのは 力尽きたクマゼミだった 触ろうとすると大きく鳴いて飛び立ち驚かすのもいるが このクマゼミは、もうそんな力も残っていないようで 呼びかけに答えるようにわずかに足を動かした 灼熱の炎天下で君は燃え尽き ただひとり看取る者もないアスファルトの上で 孤独に果てようとし…
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