賑やかな会話

久々に顔を出した青空 太陽は西の空の厚い雲になお隠されているとはいえ 辺りはなんだか夕暮れのように暗い 蝉は鳴いてる ツクツクボウシが精一杯鳴いている 近くにある米軍キャンプの家族がひと組 海水浴に来て夏の名残りを惜しんでいる 言葉にならないことば以前の、俺のこころを覆う何かに ツクツクボウシの大…
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五分後の俺の世界

熱と光と湿度の濃密なスープ 熱帯のジャングルへの歓喜もいつしか失せて 戦果なき行軍の連日にやがて方向も目的も見失い 朝も昼も夜も同じような鬱蒼とした視界の中を 倦怠と疲労を引きずりながらただ黙々と歩いていた このジャングルこそは徒手空拳の非力な反逆の徒にも 我が身を隠し乾坤一擲ゲリラ戦を挑みうる逆転の地ではなかったか …
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死屍累々の晩夏

焼けたアスファルトの上に仰向けにポトリと落ちているのは 力尽きたクマゼミだった 触ろうとすると大きく鳴いて飛び立ち驚かすのもいるが このクマゼミは、もうそんな力も残っていないようで 呼びかけに答えるようにわずかに足を動かした 灼熱の炎天下で君は燃え尽き ただひとり看取る者もないアスファルトの上で 孤独に果てようとし…
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嵐を呼ぶ朝焼け

資本主義の大津波がくる 良くも悪くも過酷な経済の競争原理が 政治を弄ぶ未熟国家を粛清する 国家の弱点が無様に露呈し 混乱と愚劣に衰運の兆しを認めるとき 獲物を探し求める国際資本からもはや逃れる術はない それこそは資本主義の必要悪であり 有能な者が生き残り愚かな者が淘汰される必然である 来い この…
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