周防 Earth,Wind & Fire

20ポンドの肉を削ぎ落とす

周防大地のヤスリにかける

肉に染み込んだ屈辱や怒りや倦怠が
灼熱の太陽に焼かれ、ロウのように溶け出す

血と汗でどろどろになりながら
周防大地に我が身を削る

本当に必要なものはこの肉体だけなのだ

一個の肉体から拡散した人生は
やがて、いや、常に、一個の肉体に収斂される

自らが彫り上げ創り出すものは
人生という漠然とした空間ではなく
自身という完全な一個の肉体そのものに尽きる

納得のいく自分の姿こそが自己実現なのであり
真に求めて止まない本当の喜びなのだ

その目、その顔、その肢体
経てきた時間の質と正体は
ミケランジェロの彫刻のようにその肉体に露わになる

人間以外は皆、あらゆる動物も植物も
自身一個の有り様に潔くすべてを賭けているではないか

道端に青く繁る一木一草に目をやりながら
周防大地を歩く

周防の時を超えた風に吹かれる

静かに湛えた周防の情熱に焼かれる


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