アロハを着たハンター(沖合の憂鬱)

画像村上龍 著「超電導ナイトクラブ」
北方謙三 著 「望郷の道 (上)(下)」
佐藤優 著「 インテリジェンス人間論」読了


粘りつく熱線 溺れそうな湿度
小船の船底に溜まる沈黙と溜息

舳先が切る冥界の白波
漂う取り残された時空

無意味に思える波の揺れ
虚ろに巡る朝と夜

潮流頼みの頼りなさ

何処までいっても変わらぬ時間
いつまで経っても変わらぬ空間

もがき苦しむ海原の上
絡め取られた無限地獄



キンキンに冷えた缶ビールを霜のついたグラスに注ぎ
辛子をたっぷりぬったハムたまごサンドにかじりつく

無念無想でグラスをあおる

村上龍の「超電導ナイトクラブ」に常軌を忘れ
北方謙三の「望郷の道」に己を忘れ涙する

浮かぬ表情で冷蔵庫から缶ビールをもう一本取り出し
プルトップを開けて再びグラスに注ぐ



目の前に一瞬 赤いテールランプの帯びが見えたような・・・

憂鬱な幻影を打ち消さんとするかのように
キンキンに冷えた黄金の波 飲み干すのだ




人気ブログランキングへ