2011年10月06日 アロハを着たハンター(激突してたまるかよ!) アロハを着たハンター 文学 詩 俺達の飛行艇にも切り立った絶壁が目前に迫る厚い雨雲と黒い岩肌上昇気流など何処にもないエンジンはガタピシお疲れだ山の向こうは海なのかわからない旋回するには遅すぎる機体を軽くしろ燃料を捨てろシートも鉄骨も全部だ何でもかんでもみな捨てろ命あっての物種だてめえの荷物は捨てたか操縦服も捨てちまえ夢も希望も重いものから捨てろよ愛も誇りも思い出もなその突き出したどてっ腹どうした汚ねえケツどうしたい早く捨てねえか バカやろう笑顔はどうするかって?おい!余裕あるじゃないか さあてな笑顔は取っとけ! 浮力になる絶望も捨てろよようし いくぜ! 燃えろ 燃えちまえ てめえが燃え尽きちまうか 上昇気流が起きるほどにな