アロハを着たハンター(破壊への旅立ち)

フッフッフッ
またまた出てきたぜ
空が青いなら青いで
何故この空を飛べないのだと思っちまう
寒いとき暑いとき
雨降るとき曇天のとき
爽やかな日和など数えるほどしかなかったよな
待って耐えてようやくたどり着いた実りの秋
知性を湛えた湖のように深く透き通る青空
湖面を這う心地好い大気
稲がたわわに実り草木は青い実をつけ
夏の虫たちは目的を果たして死んでった
実をつけるでもなく目的を遂げるでもなく枯れ落ちるでもなく
今年もまた無様な肢体を晒しながら
湖面に漂う流木のような己を思う
挫折感にも似た取残された孤独
このすばらしい青空に映してみたい自分の姿を
どこにも見つけ出せない寂寥
出口なんか何処にもない
青空の下にすら居場所のない枯れ井戸の底の住人
俗世に辟易し人間というものにどこか絶望しながらも
酒と女と旅を愛する枯れ井戸の底の住人
旅に出るさ
流木ではなく自分を破壊するという
ハードな創造の旅へな


