アロハを着た異端(梅雨明け)

あれ?  梅雨が明けたとさ

週間天気予報もずっと曇りか雨で もう梅雨が明けることはないのかもしれんと

あきらめかけていたのに。

きのうから なんかちがったんだよ

水滸伝も全巻読了して 雪駄にアロハで銭湯にいく途中 

ほんとに久しぶりに雲のあいだにお月さんを見たし 雲もこころなしかはやかった

今朝はもうはっきりと 何もかも違っていたよ 梅雨の合間に見せた晴れ間とはちがっていた。

突き抜けてるんだよ とにかく突き抜けているんだ

太陽が 青空が 白雲が 風が さわやかなんだよ


なんか突然だよね    こんな明瞭な水彩画のような梅雨明けなど久しく記憶にない

震災も含めて延々とこの国とこの俺を膿まし続けた愚鈍で悪辣な天地に まだこんな芸当ができるのか


おい! 太平洋高気圧が日本海の先まで りっぱに張り出してるよ  うそみたいだな。

                             転! 転! 転! 天々が転!


北方水滸伝 19巻を読了した翌日に 梅雨明けだとさ

東日本大震災で多くの人が死に 家も畑も田んぼも町も流された。 

水滸伝でも何万人も死んだ。 108人の英雄・豪傑のほとんども死んだ 梁山泊も潰えた。


鎮魂のレクイエムが終わりと見たとき 何かを促すように天がうごいた。

光はプリズムの中であるかのように踊り 風は短調から一転して 長調の曲を奏でる。

  
      何なんだよ  おい!          天! 天! 天! 転々が天!