ケイズ・バー(やっぱり生!)

お! いるいる

今日は何だい?

芥川龍之介 川端康成 太宰治 三島由紀夫 

どんずまりで自らあの世に行った大先生のお歴々が 奥のコーナーで飲んでるな。

芥川に太宰がうなづき 太宰に背を向けた川端と三島が何か笑っている。

 * 芥川龍之介   1892(明治25)~1927(昭和2) 睡眠薬自殺 満35歳没   
 * 川端康成    1899(明治32)~1972(昭和47) ガス自殺 満72歳没
 * 太宰 治     1909(明治42)~1948(昭和23) 入水自殺 満38歳没
 * 三島由紀夫   1925(大正14)~1970(昭和45) 割腹自殺 満45歳没

  この4人が現世で こんなかたちで飲むことは年代的に不可能だが 因縁的にはつながっていて しかもみな   似たもの同士のようにも思える。
  芥川に傾倒してきた太宰が 第一回芥川賞の選考委員である川端と選考を巡って確執があり 他方で川端は三島を見出している。

  4人とも東大 4人とも天才であり狂人であり病人であり芸術至上主義者であり 欠陥人間のように思えるが如何に。

 自殺方法を見ると 笑ってしまうね。

 そりゃ それぞれがそれぞれの 他人には分からぬ実生活を含めての深い苦悩の果てのことでしょうが、それでも表現者魂というか 自殺方法がかぶらずに棲み分けがあって 個々がそれぞれにちゃんとキャラが立っている。

  げに この世はどこまでも闘争なんだね。

          だからこそ 井戸の底でくらい楽しく飲もうよ。


      奥は奥でほっときゃいいさ マスター 

          今日もなんだか疲れたよ やっぱり生だね 生ビールください!


   ギンギンに冷えた生ビールに勝る芸術も思想も あらゆるものを抱合する答えもないと思うがどうだね。
    
          奥の諸君! へへっ!